新型コロナウイルスの影響で、RCカーシミュレーター「VRC PRO」が盛り上がっているみたいですね。
ただ、非常に残念なのがPCとプロポを繋ぐUSBアダプターが入手困難なこと。USBアダプターを一生懸命探してらっしゃる方が多いのか、当店のブログ「VRC USBアダプターが生産終了」にかなりアクセスいただいており、なんだか申し訳ない気分になりまして…。
というわけで、STAY HOME企画第2弾!ArduinoでUSBアダプタをカンタンに作ろう思います。
用意するもの
Arduino Leonardoボード

Arduino対応でATmega32U4が載っていれば、おそらくどれを選んでも大丈夫だと思います。
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サーボ延長コード
4チャンネル入力の場合はコードが6本必要なので、サーボ延長コードを2本使うことにしました。
マイクロUSBケーブル
データ転送対応のものを。
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参考にしたサイト
Gary’s MicroPanoply
https://www.micropanoply.com/arduino/arduino-joystick
kekse23.de.
https://kekse23.de/2017.02.22/778/diy-rc-usb-adapter-fuer-vrc-pro/
大好きArduino
https://daisuki-arduino.com/category/clangstart/
Many thanks!
手順をざっくり説明すると
●サーボリード1のプラスをArduino LeonardoボードのVCC、マイナスをGND、シグナルを3へハンダ付けする。※このケーブルが3本セットでCH1となります。
●サーボリード2をボードの2、RX1、TX0へハンダ付けする。※2はCH2、RX1はCH3、TX0はCH4にそれぞれ対応します。
●ホード左上のジャンパをハンダでショートする。


●サーボリード1を受信機のCH1へ、サーボリード2をCH2,3,4のシグナルピンへ接続する。

●Arduino IDEをインストールする。
http://www.arduino.cc/
※Windows10はストアからインストールできます。
https://www.microsoft.com/ja-jp/p/arduino-ide/9nblggh4rsd8?activetab=pivot:overviewtab
●RCUSB4.zipをダウンロードする。
https://kekse23.de/2017.02.22/778/diy-rc-usb-adapter-fuer-vrc-pro/
●Arduinoジョイスティックライブラリをダウンロードする。
https://github.com/MHeironimus/ArduinoJoystickLibrary
●ダウンロードしたファイルを解凍する。
●ArduinoJoystickLibraryフォルダ内のJoystickフォルダをコピーし、Arduino IDEのLibrariesフォルダー内に貼り付ける。
●Arduino LeonardoボードをPCのUSBポートへ接続する。
●Arduino IDEを起動し、RCUSB4のスケッチを開く。
●[ツール] > [ボード] > [Arduino Leonardo]を選択する。
●[ツール] > [シリアルポート] > [COMx(Arduino Leonardo)]を選択する。
●[→]ボタンをクリックする。
●「ボードへの書き込みが完了しました」 が表示されたらOK。
●Windows検索で「ゲームコントローラー」と入力する。
●Arduino Leonardoの[プロパティ] > [設定] > [調整]をクリックし、ウィザードを実行する。
●VRCを起動し、 [Options] > [control option]でスロットルとステアリングが反応しているか確認する。
●エンジョイ!!
なぜ4チャンネル必要?
走行中にコースアウトやスタックをすると[PRESS SPACEBAR(スペースキーを押せ)]と表示されますよね。あれって意外とメンドクサクないですか?
実は4チャンネルあるとCH4にスペースキーを押す動作を割り当てできるんです。コースアウトしてもプロポのスイッチをポチっとやれば復帰できるのでスゴク便利ですよ。
#STAYHOME #お家で作ろう #VRCPRO #USBアダプター #Arduino